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『Go!Go!チアーズ (But I'm a Cheerleader)』のジェイミー監督が放つゲリラなオープニングナイト!
□美容外科の受付嬢として働くアナは過激なアングラフェミニスト組織のリーダー、セイディーに出合い人生観が大変化。ライオットガールムーブメントを思わせるパンクなサウンドで高揚していく彼女達の過激な行動と共に、アナは新たな人生を切り開いていく!
「なぜ極端に走ってしまう人がいるのか?」−監督が語るこの映画で訴えたい真髄とは…
■ジェイミー監督が語る映画のテーマ
■この映画のテーマは、「なぜ極端に走ってしまう人がいるのか?」ということ。登場人物がCIA(作品の舞台となる、パンク系フィミニズム組織)に加わる理由はみなそれぞれだわ。ある人は自分の居場所を、また別の人はセクシュアルな、またはスピリチュアルな関係を求め、他の人は相談相手や生きる意味を求めたり、単にタダ宿が欲しくてきた人もいるの。
■私はそうした人たちが政治的な妥協は拒んでも、生活していくためには私生活での妥協を重ねる姿を描きたかったの。これは「不払い政治革命」を考える上でとっても重要な問題よ。どこまで妥協を許すかは人によって違うし、一概には言えないからね。
■映画の中では、政治体制の変革に挑む姿勢に世代間の違いが見られるわ。コートニーが率いるウーメン・フォー・チェンジは、全米女性機構(NOW)のように委員会が運営しデータを基に洗練された合法的な手法で有力紙にアピールする改革戦略をとる一方、CIAは多少法律に逆らってもダイレクトで滑稽なやり方で変化を起こすことを目指しているの。私は双方の長所と短所、有効性を探りつつ、両者の間の対立も扱いたかったの。
■後、私はエンパワーメントのプロセスにも目を向けたわ。映画の冒頭でのアンナは、明らかにアイデンティティを求めているの。都市部の家族がゲイ・カルチャーやゲイの子供に寛容になって、レズビアンであることはもう反骨でもなんでもなくなってしまった状況の中、パンク・フェミニストの世界を通してアンナは家族から離れ、「人とは違う独立した」自分を確立していくわ。サディーから政治的教示を受けたアンナは家族の型を破って、家父長制に挑戦していくんだけど、映画の最後でアンナが真の自立を果たして強くなるのは、サディーへの幻滅を通してからよ。皮肉なことに、コートニーの影響力から逃れることができないサディーは最後まで意気地なしで終わってしまうんだけどね。
ジェイミー・バビット
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■今年製作されたばかりの超最新作『ちっちゃなパイパイ大作戦!』が今年のオープニングを飾ります!その監督であるジェイミー・バビット氏をゲストにお迎えして、オープニング・イベントを開催致します。
■詳細が決定次第、掲載致します。 |
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邦題:ちっちゃなパイパイ大作戦! |
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原題:Itty Bitty Titty Committee |
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監督:ジェイミー・バビット |
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製作国:アメリカ合衆国 |
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製作年:2007年 |
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上映時間:87分 |
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上映言語:英語 |
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上映字幕:日本語 |
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公式ウェブサイト:Go! [英語版] |
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上映歴:ジャパン・プレミア
上映歴:(日本初上映) |
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受賞歴:South by South West (SXSW) 映画祭 2007年最優秀作品賞(コンペ部門) |
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