第25回レインボー・リール東京、会場・会期決定 および オープニング上映作品・レトロスペクティブ上映作品発表

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■第25回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~ 会場・会期決定

今年で25回目を迎える本映画祭は、「東京国際レズビアン&ゲイ国際映画祭」から
「レインボー・リール東京」に名称を変更し、開催することが決定しました。

また、併催イベントとして、映画祭公式パーティー“Le Grand Bal”も開催いたします。
映画祭25年の歩みを振り返りつつ、昔を懐かしみ、未来を望み、今を楽しむパーティーです。
今回は、25回記念ということもあり、映画祭に携わるスタッフ一同、様々なイベントを計画し、開催する予定です。
随時、ホームページやSNSで情報を公開いたします。

【第25回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~】
◇2016年7月9日(土)~7月15日(金)  @シネマート新宿 ※夜間のみの上映
◇2016年7月15日(金)~7月18日(月・祝) @スパイラルホール

【Le Grand Bal(ル・グランバル)】
◇2016年7月8日(金)  @Restaurant Bar CAY (スパイラル B1F)

■オープニング上映作品・レトロスペクティブ上映作品決定

スパイラルホールオープニング上映作品、および第25回開催を記念したレトロスペクティブ上映作品が決定しました。
世界各地から発信される珠玉の映画を一人でも多くの方にお届けすべく、現在残りのプログラムも調整中です。
話題作満載の全ラインナップは、後日発表します。乞うご期待です!

【スパイラルホールオープニング上映作品】
『サマータイム』
英題:Summertime/原題:La Belle Saison 監督:カトリーヌ・コルシニ 2015|フランス、ベルギー|105分 ★日本初上映

1971年、農家の一人娘デルフィーヌは保守的な両親から自立するため、パリへやってくる。そこでデルフィーヌは女性解放運動を率いるキャロルに出会い、彼女の自由な精神に惹かれていくが…。
ウーマン・リブの時代を背景に女性たちの恋を描き、2015年ロカルノ国際映画祭でヴァラエティ・ピアッツァ・グランデ賞を受賞。『スパニッシュ・アパートメント』のセシル・ドゥ・フランスがカリスマ的なアクティビストを好演!

【第25回記念 グレッグ・アラキ レトロスペクティブ上映作品】
『ミステリアス・スキン』
英題:Mysterious Skin 監督:グレッグ・アラキ 2004|アメリカ|99分
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8歳の夏、カンザス州の田舎町でリトルリーグの野球チームに参加したニールとブライアン。その夏を境にニールは年上の男性に興味を抱き始め、売春を重ねるようになる。一方、記憶の一部を失ったブライアンは、自分がUFOに誘拐されたと思い込み、真相を追い求める。
スコット・ハイムの小説『謎めいた肌』を原作とする⻘春映画の金字塔。『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン =レヴィットの繊細な演技が光る。

『リビング・エンド(デジタル・リマスター版)』
英題:The Living End: Remixed and Remastered 監督:グレッグ・アラキ 2008|アメリカ|85分

HIV陽性の診断に打ちひしがれ、女友達に慰められる繊細な映画評論家のジョン。ホモフォビアの一団に囲まれて銃を発砲し、ジョンに助けられるパンクスのルーク。失うものがない2人は愛の逃避行へ。
絶望的な状況の中で激しく燃え上がる若者たちを描いた壮絶なラブストーリー。1993年の劇場公開当時、ゲイ版『テルマ&ルイーズ』として話題になったニュー・クィア・シネマの代表作。

【グレッグ・アラキ紹介】

1959年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれの日系三世。名門フィルムスクールの南カリフォルニア大学映画芸術学部で映画制作の修士号を取得し、低予算映画『途方に暮れる三人の夜』 (1987)でデビュー。
その後、日本でも劇場公開された『リビング・ エンド』(1992)でニュー・クィア・シネマの旗手として知名度を上げる。続く⻘春三部作の『トータリー・ファックト・ アップ』(1993)、『ドゥーム・ジェネレーション』(1995)、『ノーウェア』(1997)はカルト映画として人気が高い。2000年代には『ミステリアス・スキン』(2004)がヴェネツィア国際映画祭、『カブーン』(2010)がカンヌ国際映画祭 に出品され、ゲイ映画の枠を超えて映画監督としての地位を固める。現在もインディペンデント映画界で活躍中。

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