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概要 |
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| ようこそアジアへ!
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「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」は、1992年より毎年開催されている歴史あるイベントで、今年
で記念すべき15周年を迎えます。当映画祭は、現在よりずっと社会の理解が乏しかった時代に、同性
愛者たちの権利獲得運動の1つとして始まりました。その後、開催規模が徐々に大きくなり、映画の質
も向上していきました。また異性愛者の観客もかなりの割合を占めるようになりました。現在では、セ
クシュアル・マイノリティである人たち自身が楽しむための「お祭」であり、また異性愛者たちがレズ
ビアンやゲイ等の豊かなカルチャーに触れることのできる「アートイベント」として定着しています。
2004年、2005年の映画祭では、文化庁からの後援をいただきますます内容を充実させています。

世界にはセクシュアル・マイノリティをテーマとした映画祭は150以上ありますが、同種の映画祭の
中では東京国際レズビアン&ゲイ映画祭は観客動員数において、香港と並びアジア最大規模を誇ってい
ます。昨年(第14回)の映画祭では延べ6454名の方にご来場いただきました。人気プログラムでは、
立ち見・売り切れも続出しました。

15周年の節目を迎える今年の映画祭では、世界の中でもホットな話題を生み出し続ける「アジア」で
開催されている意義を重視して、「アジアの映画の美しさ、世界の映画の美しさ」をテーマに掲げ、14ヶ国から
35作品の映画を集めて上映いたします。
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代表挨拶 |
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のシーズンがやってきました。

記念すべき15回目の今年は、14カ国から集った35の映画を上映します。作品のクオリティも年々上がっており、多くの皆さんにご満足いただける映画祭であると自負しております。

'06年の映画祭は、いま最も注目を集めている「アジア」をテーマに掲げ、日本や中国語圏、インドなどから、すぐれた作品を集めました。もちろん、欧米諸国やロシアなど、世界各国選りすぐりのセクシュアル・マイノリティ映画もご用意。楽しくて、切なくて、ちょっぴりセクシーで、キュート。そんな珠玉の作品たちが、観客の皆さんに最高のハッピーを提供することを願ってやみません。もちろん、パーティやトークショーなど、ユニークなイベントも目白押しです。

素敵な夏の始まりを、映画祭で一緒に楽しみましょう。皆さんのご来場を、心よりお待ちしております。

第15回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
ディレクター 宮沢英樹
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見所 |
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今年も、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の季節がやってきました。

記念すべき15周年である本年は、7/8(土)〜7/9(日)東京ウィメンズプラザホール、7/13(木)〜7/17(月・海の日)スパイラルホールにて、合計7日間の開催となります。

今年のテーマは「アジアの映画の美しさ、世界の映画の美しさ」。数々の話題を生み出し続ける、注目のエリア“アジア”。そのアジアという場所で開催する意義を改めて見つめる今回の映画祭。14カ国から35作品が一堂に会し、映画祭をカラフルに彩ります。

8日より東京ウィメンズプラザホールにて行われる、映画祭プレイベント「アジアン・ビューティーズ」。日本の過去と現在、アジアと欧米社会の遭遇など、“アジア”の今を描いた作品を上映致します。

ニューヨークで生活するレズビアンの中国人二世の恋と生活を描いた『素顔の私を見つめて』。中国語圏映画における同性愛的シークエンスをさまざまな角度から映し出すスタンリー・クワン監督の『男生女相』。

また、日本の作品として、世界的にも評価の高い映像作家大木裕之監督の『g8-2(カリ)』が登場。アーティストグループダムタイプの94年公演『S/N』は、HIVプログラムとして、トークイベントなどと共にお届け致します。

13日からは、スパイラルホールにて、映画祭メインイベント「ワールド・ビューティーズ」がスタート。

オープンニングを飾るのは『20センチ!』。巨根のトランスセクシュアル、マリエッタの悩み多き毎日を、ゴージャスなドラァグ・ミュージカル・ナンバーと共に描き出します。

17日のクロージング作品は『ガール・プレイ』。舞台上で、親密な“ガール・プレイ”を重ねるうち、主人公のロビンは、相手役ラーシーにだんだん惹かれていき…。という等身大の物語です。

スパイラルホールでは、その他にも、ゲイ・ポルノ製作の裏側に密着する『マッパな俺たち〜メイキング・オブ・レジェンド』、ロシアで初めて同性愛をポジティブに描いた画期的作品『ユー・アイ・ラブ』などをお送りします。また、思春期の少女の美しい濃い模様を描くインドの作品『キランの旅路』、ボート部のティーンエイジャーたちの青春物語『サマー・ストーム』、フィリピンの熱帯夜を描く官能的な映像が美しい『マニラ・デイドリーム』、ハンサムな主人公と厳格な規律を守る青年のピュアなラブストーリー『ラターデイズ』など、話題作が目白押しです。

また、スパイラルホール・ホワイエでは、『Living Together』を上映します。ホワイエには、物販や写真展などのブースのほか、フリードリンクバーも設置していますので、気軽にお立ち寄りください。

そして、今年の映画祭も、公募作品対象の映画賞“レインボーリール賞”があります。観客の皆さんには、コンペティションの投票に参加して頂きます。その結果、最多得票を得た作品が“レインボーリール賞”となり、賞金10万円とアップルコンピュータ株式会社の「Final
Cut Pro Express」が贈呈されます。“レインボーリール賞”の発表、そして授賞式はクロージングイベント内で行います。

もちろん、映画祭ならではの関連イベントも見逃せません。

監督や出演者を招いての舞台挨拶のほか、HIVをテーマにしたトークイベントなども企画中。

毎年恒例となっているオフィシャル・パーティ「Le Grand Bal」は15日の夜より、スパイラル地下の“cay”にて。今年も豪華ゲストと共に、にぎやかな真夏の夜をENJOYしてくださいね。

どうぞ、皆様、お誘い合わせの上、お気をつけてご来場ください。

会場にて皆様の笑顔にお目にかかれることを、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。 |
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