●プログラム98

ジャパニーズ・レズビアン・ビデオ ●Summer (1995 8' video color)監督：田尻孝子 ●TAMAGO (1996 5' video color)監督・製作：モンタージュM ●影のない１時間 (1996 29' video color)監督：笹川なるさ ●Skip! (1997 1'20" video color)監督：内田佳端子 ●ある日 (1996 video color)監督：クリスティ・コリンズ ●Closets Are for Clothes (1995 15' video color)監督：Dezu ●Wounded Bird　(1997 16' video color)監督：T-Sue

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1995年、第4回映画祭に始まり今年で４回目を迎える国内作品コンテスト。優秀作品は毎

年、映画祭の最終日に表彰および上映をしていますが、その後、サンフランシスコやニュ−

ヨ−ク、パリ、ブラジルなど世界各国のレズビアン＆ゲイ映画祭など海外でも広く上映され

ています。過去3回のコンテストではレズビアン作品の応募が多くよせられ、入賞作品もゲ

イ作品を大きく上回っています。今回のフェスティバルではコンテストの成果を確認しよう

と、過去3回の応募作品の中からレズビアン７作品を選んで上映します。

　いろんなカップルの人形が夏のリゾートでくつろぐ『Summer』。ガールフレンドが泊まり

にくる日に限ってアレになっちゃう女の子の素朴な疑問を描いた『TAMAGO』。第２回レズ

ビアン＆ゲイパレード（1995年8月）は暑い夏の日だったが、『影のない１時間』はその記

録映像と参加者たちへのインタビューを通じてレズビアンコミュニティの今を証言する。ト

イレのマークの女の子がてくてく歩き出す、キッチュなCGアニメーション『Skip!』。『あ

る日』は物思いに沈む女性の空想を描いたモノクロ映像の美しい作品。クローゼットに入っ

ている（レズビアンだというのを隠す）のを窮屈に思った女の子が、勘違いしている男の子

に勇気を持ってカムアウトする『Closets Are for Clothes』。そして前回コンテストで最優秀賞

に輝いた『Wounded Bird』。「トーキョーの夜を２つの恋が加速する、この映像に身を任せ

ろ」というキャッチフレーズのごとく、スピーディーでスタイリッシュな映像と音楽がマル。

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