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プログラム98
My Friend Is Positive
−HIV+の友達をもつあなたへ−
(1998 Japan 19' video color)
製作:
エイズ・ポスター・プロジェクト(APP)
自分の友達がエイズのような重い病気にかかっていたら、一瞬どうしていいか分からなくな
るかもしれない。でも、「いつでも電話して」と言えばいい…。
エイズ・ポスター・プロジェクト(APP)によって製作されたこのビデオ作品は、HIV+の
友人を持つ人に向けてこうしたメッセージを映像とテキストを通して投げかける。食事、会
話、髭を剃る、洗濯、買い物、お風呂、パーティー、抱擁、キス…。笑顔や話し声が、その
存在が、日常の何気ない時間が友を支えるのだという、いや、HIV+の友達を支えるべき自
分をも同時に励まし、いたわり、支えるのだという、メッセージ。
1994年夏、横浜国際エイズ会議の屋外で上映されたスライドショー『エレクトリック・ブ
ランケット』(ニューヨーク・ビジュアル・エイズ製作)を覚えている人はいるだろうか。
映像+テキストの、あの感動がここにもある。抗議するのでも悲嘆に暮れるのでも、単なる
医療情報でもない。制作に参加した人々の実際の体験や生活の中から生まれたメッセージは
力強く、本当だ。彼らの笑顔は本当に美しい。
上映後、製作者も交えてお茶と話のできる「カフェ+」をやります。
(監督プロフィール)
エイズ・ポスター・プロジェクト
京都を拠点に活動するAPPはこれまでセーファーセックスに的を絞ったポストカードなどを
製作してきたが、米国Gay Men"s Health Crisisが、PWA(エイズにかかった人)をサポートす
る人に向けて作ったリーフレットの日本語版の製作に参加した際、日本にはそうした生活全
般に関するHIV/AIDS情報が足りないことを痛感。大阪府看護協会の依頼を受けて同リーフレ
ットのスライドショーを作った。本作はそのビデオバージョン。APPはその他にも学校での
上映・トークやベネフィットパーティの企画など、幅広い活動を展開している。
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