1966年秋パリでキュ−バ国立バレエ団が公演中、10名のダンサ−がフランス当局に亡命を申し出た。「キュ−バに帰れば同性愛者の強制収容所に入れられる」彼らが恐れるその収容所で何が行われていたのか。フランソワ・トリュフォ−作品などのキャメラマンだったネスト−ル・アルメンドロス監督によるこのドキュメンタリ−は、国外に亡命した元囚人たちへの証言を元にその実態に迫ると同時に、ヒットラ−や毛沢東、スタ−リン、マッカーシーといった人々による同性愛者迫害の歴史にも触れている。さらにス−ザン・ソンタグ、映画「夜になるまえに(秋公開予定)の原作者レイナルド・アレナスなど各界知識人へのインタビュ−も興味深い。
『猥褻行為〜キュ−バ同性愛者強制収容所〜』 Mauvaise
conduite (Dirty Conduct)
監督:ネスト−ル・アルメンドロス Nestor Almendros
(1984/France/35mm/100min)
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