ピアニスト志望の音楽学生ポールは、プロのピアニストであるリチャードのページ・ターナー(譜めくり)として起用され、彼の才能と風貌に魅了される。離婚したばかりの母と共にバルセロナに旅行中、偶然リチャードと再会し、譜めくりを務めることになる。二人は恋に落ちるが、リチャードにはジョゼフというマネージャーでもある年上の恋人がいた。
「ファミリー・ダンシング」(河出文庫)などで知られる、アメリカ・ゲイ文学の旗手デヴィッド・レイヴィットの「The
Page Tuner」を基に、スペインのベントゥラ・ポンスが映画化。音楽への情熱、憧れのピアニストへの愛、別れ、そして母親との関係を、サンフランシスコとバルセロナを舞台に描いていく。
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