東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 the 11th tokyo international lesbian and gay film festival web site
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●東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の歴史

 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭は1992年、ゲイ・アート・プロジェクトの有志により産声を上げました。 同性愛を扱った映画やテレビドラマ、書籍などが注目を集めていた時代でしたが、自分たちの手で自分たちのありのままの姿を表現した映画を上映できる場を作ろうという思いからこの映画祭の歴史は始まったのです。

上映作品としては、題材や製作規模、知名度などの点で、日本では商業ルートに乗りにくいインディペンデント映画や短編、ドキュメンタリー、そして日本のレズビアン・ゲイ・トランスジェンダー・トランスセクシャルなど、セクシュアル・マイノリティの映像作家の作品に焦点を当ててみたり、その時々の話題作を上映しています。

 また将来性のある若手映画監督らの作品を上映することも多いので、若い才能のショーケースとしての役割も兼ね備えています。
ジョン・ハート、ジェイソン・プリーストリー主演「ラブ&デス」を撮ったリチャード・クウィートニオスキー監督の「ディナーへようこそ」と「フレームズ・オブ・パッション」、橋口亮輔監督がぴあフィルム・フェスティバルで大賞を受賞した「夕辺の秘密」、自伝的なドキュメンタリー「大阪ストーリー」 が内外から絶賛された中田統一監督の「ミノルと私」、日本映画学校の卒業制作作品で、ミニシアターでロングランヒットし社会的にも話題になった「ファーザーレス−父なき時代−」、アンドレ・テシネ監督の「野性の葦」に主演したガエル・モエルが、エロディ・ブシェーズやステファン・リドーを起用して監督した「フル・スピード」、「猫は行方不明」のセドリック・クラピッシュ監督の「ラ・シャンブル」「金魚」、フランスのベテラン映画監督ベルトラン・タヴェルニエの息子ニルス・タヴェルニエの「かもめ」(主演は後に「天使が見た夢」カンヌ国際映画祭最優秀女優賞を受賞するナターシャ・レニエ)、ユニークな短編で注目を集め、今では「まぼろし」やスター女優を集めた「8人の女たち」などでフランス映画界を代表する映画監督となったフランソワ・オゾンの「サマー・ドレス」などが挙げられます。

 各地域や国にスポットを当てて、主に日本未公開の作品を上映し、知られざる豊かなクイア文化を紹介した企画も好評で、「ブリティッシュ・ゲイ・TV」(第7回)、「スペイン・レトロスペクティブ」(第8回)と「香港エクスプレス」(第8・9回)、「カナダ特集」(第9回)、「韓国特集」「スペイン特集」「イスラエル/エイタン・フックス特集」(第10回)などが挙げられ、またその上映の際には各国の在日大使館及び文化機関からも多大な支援を頂いております。

 同性愛を主題とした映画を上映するだけではなく、上映作品に因んだディスカッションなどの企画も行っています。「二十歳の微熱」や「渚のシンドバット」などで知られる橋口亮輔監督をお招きしてレズビアンとゲイとの映像表現についてティーチインや、「エイズとともに生きる」、「レズビアン・セミナ−:欲しいものは自分で作ろう」、「ゲイ・セミナ−:東京のゲイライフ」といったテーマについての討論(以上第3回)、「そんなのかんたん!−アメリカ小学校同性愛教育の現場−」 の上映に伴い、「同性愛嫌悪に汚染されていない子供たち?」と称し、同性愛についての教育を学校の現場ではどのような取り組みをなされようとしているのかを教育の最前線で活躍している方々をお招きしたり、「トランスセクシュアルからの挑戦」の上映に伴い埼玉医科大学総合医療センター形成外科の原科孝雄さんによる性転換手術に関するレクチャー(以上第6回)、「ブリティッシュ・ゲイ・TV」というイギリスのTV局が制作した同性愛を主題とした番組の特集上映に伴い、イギリスのTVディレクターであるクリス・クラークさんと日本のTVディレクターである高橋直治さんによる両国のTVにおける同性愛表現の違いのディスカッション(第7回)など様々な主題を基に話し合いの場を設け、単なる映画上映を超えた意見の交換の場としても評価を受けています。

 来場ゲストとしましても「ハスラー・ホワイト」の監督ブルース・ラ・ブルースとリック・カストロ、主演俳優であるトニー・ウォード、「ウォーターメロン・ウーマン」の監督シェリル・デュニエ、「ハイド・アンド・シーク」の監督スー・フレドリック、レズビアン短編集「骨がビリビリ」のキュレーター、シャーリー・フリロ、ゲイ短編集「フォー・シーズンズ」のキュレーター、エリック・シュリプ、「美少年の恋」の監督楊凡(ヨン・ファン)と主演の呉彦祖(ダニエル・ウー)、「黄色微熱」の監督で、香港レズビアン&ゲイ映画祭のキュレーターである楊至偉(レイモンド・ヤン)、「フロレンティン」のエイタン・フックス監督、ソウル・クイア映画祭のソ・ドンジンなどが挙げられます 。

 直接、映画の作り手と触れあう場の貴重な場として、 観客から熱心な質問や上映後にロビーなどで感想を述べる光景などを目にすることができます。また、スパイラルホールに会場を移してからは、スポンサーの方々の寛大な支援により、観客に無料でドリンクをサービスするバーも設置し、上映前後に賑わいを見せ、好評ですし、映画祭公式のクラブイベント「Le Grand Bal」を毎年開催し、レズビアンやゲイ、ストレートといったセクシュアリティの枠を超えて楽しめる場となっております。

 今後も当映画祭は、単なる映画上映という枠を超えて、国内外の様々なクィア文化の発信地として、さらなる充実をはかるつもりです。ご期待ください。

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