第18回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2009 LANGUAGE JAPANESE ENGLISH
2009年7月開催
スチール
ファロへの道
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[ 7月12日(日)21:30 ~ @新宿バルト9 ]
[ 7月18日(土)13:50 ~ @スパイラルホール ]

【二回上映】
Outfest 2008 観客賞受賞 / アジア・プレミア



老後の人生を、安心して暮らしたい! そんな彼らを救うプロジェクトが始動した

サブプライム・バブルに沸いていたアメリカ。 その影で、日々を苦しみながら生活する人々がいた。 LGBTのパイオニアとして生きてきた高齢者達だ。 かつては、大きな夢や希望を描いて、差別にも負けずに生きてきた彼ら。 しかし、年齢を重ねた彼らの老後は、決して楽なものではなかった。 急速に値上がりを続ける不動産価格が、彼らを劣悪な生活環境に追いやっていたのだ。 貯金もなく、日々を細々と行きつないでいく彼ら。 そんな彼らを救うべく、低所得層の高齢者が安心して住める、住宅プロジェクトが立ち上がった。 しかも入居者は、LGBTの高齢者だけ。 この夢の様な計画に、大いに喜ぶ高齢者達。 果たして、彼らは、「安らぎの家」に住む事ができるのか。 ロサンゼルスに建設された、トライアングル・スクエアを巡って、入居希望者に密着した社会派ドキュメンタリー。

7月18日の本編上映後に、大塚隆史さん(タックスノット・オーナー / 造形作家)によるトークイベントを開催予定。
【キャロリン・コール監督の電話インタビュー】

電話インタビューの中で、コール監督は、本作品に出演している7人に対して、18ヶ月にわたり自分たちの生活をオープンに見せてくれた事を称賛している。「7人がこの家でどういう風に暮らしたいのかという夢を分かち合っている姿に、歓びや希望が見てとれたのよ」と語る。建設中の見学ツアーで、その7人の表情には緊張感が見て取れたし、その一方、どうやって家を飾ろうかと決めたりする場面では、本当に喜ぶ姿や希望に満ちた表情を撮影することができたわ。彼らは、とっても優しくてチャーミングなのよ。」

 本作品を製作する目的の一つは、クィア・コミュニティ(異性愛者以外のコミュニティー)にはほとんど関心が向けられていないという現状を語ることにある。「(LGBTのコミュニティは)信じられないくらいお金持ちの集まりである、という世論があるのよ。けれど、人種や生まれなどは人それぞれ異なるし、LGBTの権利のために闘ってきてくれた年配者の方々は一ヵ月700ドルの年金を受け取っているだけで、それでは年金生活者の住宅ではパートナーと一緒に暮らしていくことは難しいの。本作品により、LGBTの高齢者を無視したり、ないがしろにしているという問題に関心が向けられることを願っているわ。」

【監督紹介】

キャロリン・コール監督とは・・・

ペンシルバニア出身で、『Nip/Tuck』の脚本家シャロン・グレスのアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、『大西部の女医 ドクター・クイン』のアシスタント・プロデューサーとして数シーズンをへて、The Red Hot Chili PeppersやD'Angelo、Willie Nelsonなどのアーティストのビデオ製作をEMIで行っている。

Art Center College of Designで映画の芸術修士号を取得。ショート・フィルム『Cache』は、サンダンス映画祭でも上映された。Atom Filmsのショート・フィルムとして『Tell Me Who Ruby Was』も製作された。

2005年には彼女の脚本『The Memory Game』を素材に、Berlinale Talent Campus Script Clinicに招聘されている。

最近はNoCo Media Groupのディレクターとし、また、映画や広告について大学で教えている。

『安らぎの家を求めて』は、コール監督にとっては初長編映画となり、ロサンゼルスのゲイ&レズビアン映画祭Outfestでは最優秀ドキュメンタリー・観客賞を受賞している。
【作品データ】

□邦題: 安らぎの家を探して
□原題: A Place to Live: The Story of Triangle Square
□英題: A Place to Live: The Story of Triangle Square
□監督名: Carolyn Coal / キャロリン・コール
□製作年: 2008年
□製作国: USA
□尺: 81分
□言語: 英語 / English
□プレミア情報: アジア・プレミア
□受賞歴: Outfest 2008 観客賞受賞
□関連テーマのトークイベントを開催予定 [ 7月18日(土)13:50の回のみ ]
□公式ウェブサイト: CLICK!
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第18回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 2009
セルバンテス文化センター東京 協賛 / Sponsored by Instituto Cervantes de Tokio
スウェーデン大使館 後援 / Endorsed by Embassy of Sweden
スペイン大使館 後援 / Endorsed by Embassy of Spain
ドイツ文化センター 後援 / Endorsed by GOETHE-INSTITUT JAPAN
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【 協賛 / Sponsored by 】
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