応援メッセージ

今年も様々な方々から応援メッセージをいただきました!

安堂ホセ(小説家)
「映画を発明したのはエジソンではなく、洞窟に焚火の影を落として遊んでいた無名の古代人だ」と、尊敬している人から聞いたことがあります。おそらくその頃から、個人の夢を描くものでありながら時代の景色を映すものであったのだと思います。映画祭のいちばん好きなところは、人が集まることです!今年の開催も楽しみにしています。

木津毅(ライター)
クィアひとりひとりが「わたし」の物語を生み出し、「あなた」がそれを受け取れば、それはやがて「わたしたち」の物語となる。
映画はそんな風にして、世界を変える力をわたしたちに授けてくれるのだと思います。
だから、少しでも多くの「わたし」と「あなた」の出会いがありますように。

児玉美月(映画文筆家)
クィアをテーマにした映画との出会いをつねに求めていたとしても、映画が届けられるときにしばしばそうした要素がはっきりと言明されないために、すれ違ってしまうことも数多くあります。
本当に届いてほしい層に届いているのか(あるいは不本意な形で出会ってしまわないか)、不安を覚えることもあります。
その意味においても、レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜が果たす意義はとても大きいと思っています。

高井ゆと里(群馬大学准教授)
第31回レインボー・リール東京の開催をお祝い申し上げます。わたしは、映画にほとんど触れずに生きてきました。幼いころを除いて、「物語」からずっと遠ざけられている感覚があり、いつの間にか自分からそうしたものを遠ざけるようになりました。ただ、誰もそんな思いをする必要なんてない。多様なクィアの人々が、映画から遠ざけられることなく、自分自身に近づくこと。この映画祭が多くの人にとってのそうした機会になりますように。

竹田ダニエル(ライター)
どこを向いてもシスヘテロ的規範中心であるこの社会において、自身の、または価値観としてのクィア性に気づく機会はなかなか得にくい。そんな中で、クィア性をテーマとして扱っている映画作品は、端的に言って「新しい世界」を見せてくれる。当たり前とされている生き方とは異なる人生を歩むことを決断するには、自分と向き合う必要性がある。たくさんの視点、考え方を扱った作品を鑑賞して、たくさんの生き方と出逢いましょう。

中村一般(イラストレーター、漫画家)
私は現在ノンバイナリーを自認しています。そして私は、出生時から日本国籍を持つ、東京出身在住の日本語ネイティブです。大学を出ており経済的にも恵まれました。そんなマジョリティの側面を強く持つ人間が、この社会に対して、創作の力で(いち人間として)何ができるのか考える日々です。
この国には心無い言葉がたくさん飛び交っています。映画は、社会からなかったことにされる個人を「ここにいるぞ」と示してくれる灯台の光のように感じます。私は「レインボー・リール東京 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」に連帯を示します。そして傷つく人がひとりでも減るように己に何ができるか考え、行動します。

ミナモトカズキ(漫画家)
中学生の頃、自分がゲイである事を自覚した時、少しでも救いを求めたくて…
セクシュアル・マイノリティが題材になっている映画に沢山触れました。
創作物には、誰かに寄り添ってあげる事ができたり、時には救いになれる力があると信じています。
そんな作品に沢山触れる事のできるこの映画祭がずっと続きますように、陰ながら、全力で応援しております。

若林佑真(トランスジェンダー俳優・舞台プロデューサー)
「こんなアイデンティティや価値観を持っているのは、この世に自分だけなのかもしれない」
と思っていたのに、映画の中に自分を見つけて、救われた経験が何度もあります。
レインボー・リール東京は、普段は中々出会うことのできない海外の作品や、LGBTQ+当事者の方々が制作する作品を観ることができる、素晴らしい映画祭だと思います。
悲しい言葉がまだまだ飛び交う世の中で、どうか、ここで出会った作品が、自分を肯定できるきっかけとなりますように。

LGBTファイナンス ソフトバンク株式会社 9MONSTERS MSD KPMG JAPAN niji-depot

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