「エコノミークラス症候群」
(2001.3.30)
先日、わたしは飛行機にも乗ってもいないのに、あの恐ろしい「エコノミークラス症候
群」になりかけた!
いったいどうしてそうなったかを説明する前に、エコノミークラス症候群とは何かについて触れておこう。(以下JALのHP(www.jal.co.jp)より引用)
エコノミークラス症候群とは
正式名称は「深部静脈血栓症」。飛行機など、長期間下肢を動かさずに座っている
と、大腿の奥にある静脈に血の塊(深部静脈血栓)ができることがまれにある。怖い
の は、歩いている間にその血栓の一部が血流に乗って肺に飛び、肺の血管を閉塞
してしまうことである。はじめ、この深部静脈血栓症が航空機内のエコノミークラス
の乗客から報告されたため、エコノミークラス症候群の名前で知られるようになっ
た。しか し、航空機の座席のクラスに関係なく、また航空機以外の交通
機関や劇場でも一定の姿勢のまま長時間動かなければ、同様の危険性があるとされている。
さて、このエコノミークラス症候群になぜわたしがなりかけたかというと、それはバーゲンで買ったジーパンのせいなのである。私はバーゲンでジーパンを買った。な
んと千円だった。(これは買いだ!)と思ったが、サイズが大きいのしかなかった。
ベルボトムのジーンズなので、ひざより上はぴったりしているほうが、より裾の広がりが強調されてカッコイイと思うのだが、腿のあたりがダボッとしていてかっこ悪かった。普通
、店員というのは似合ってなくても「似合ってます」と言うものだが、
さすがに人としての良心には逆らえなかったのか、「ちょっとサイズが違いますよねー」と言われてしまった。
せいぜいボタン付けぐらいしかやったことのない私だが、何を血迷ったか直してはこうと思い買ってしまった。2時間かけて太ももの両脇をミシンで縫い合わせていった。出来上がったときはかなり満足! ジャストフィットなのである。
意気揚揚としてそれをはいて電車に乗り、新宿へ向かった。電車を降りようとした時、自分の体の異変に気がついた。足が膨らんでいるではないか!? あまりにもぴったりしたジーンズのせいで足の血液の流れが悪くなったのかもしれない。これは新聞で読んだあのエコノミークラス症候群というやつか? どうしよう、血栓が肺をふさいでしまったら。飛行機にも乗ってないのにエコノミークラス症候群になるなん
て、わたしはさらにエコノミーな奴だな・・・・色んな考えが走馬灯のように駆け
巡った。
ほんとにどうなるかと思ったが何とか一命を取り留めた。
さて、その後どうなったかというと、無理してはきつづけた結果
生地が伸びたようである。
おわり
(ユミコ)
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