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教師と生徒の禁断の恋、定番なテーマでありながらも世界中で高い評価を獲得した秀作。



□ある日、全寮制カソリック高校にアナベルがやってくる。彼女の反抗的な振る舞いにクラスメートは知らずと惹きつけられる。そんな校則を守らないアナベルに学校長は激怒、担任のシモーン女史を見張り番に。そんなストイックな緊張感の中、2人はお互いを意識し魅了されていく。教師と生徒の禁断の情事、お互いの情熱の行方は…。



年齢やセクシュアリティ、状況を超越した絆で結ばれているのよ。



■ キャサリン・ブルックス監督からのメッセージ
■ 8年前に「制服の処女」という1931年にドイツで作られた古い映画をみたの。若いナチ兵士を父に持つ少女が監獄のような寄宿学校に送られて、そこで女教師と恋に落ちるというストーリーなんだけど、映画に描かれる状況の複雑さに私はすっかり夢中になって、自分でもこのテーマを掘り下げてみたいと思うようになったの。

■ 教師と生徒の恋愛について調べてみると、ショックなことに教師が誘惑者として描かれたものばかりだったわ。でも、調査を続けるうちに、2人の人間の間に芽生えた深い愛を物語る、さまざまなストーリーも見つかった。そうした愛は、人々に受け入れられることも、光を当てられることもほとんどなかったのだけど。

■ 「恋するアナベル」を作る上で一番やりがいがあり、同時に苦労もしたのは、ストーリーの問題性よりも人間の感情に焦点を当てた作品に仕上げることだったわ。私は2人の間に育まれた、どんなレッテルも受けつけないつながりを表現することに力をいれた。シモーンとアナベルは、年齢やセクシュアリティ、状況を超越した絆で結ばれているのよ。

■ このストーリーを映画化するにあたり、「制服の処女」「イングリッシュ・ペイシェント」「ロリータ」「ザ・プロフェッショナル」「ヴァージン・スーサイズ」「今を生きる」「大いなる遺産」など多くの作品からインスピレーションを受けたわ。他にも景色や人の動きで場面が進行し、会話よりも人物間の空気が強い意味を持つような作品を参考にした。作品には細部にわたって詩的な描写が織り込まれているのよ。

■ 真実のストーリーを語りたい、この作品を通じて私が力を入れたのはこの点。皆さんが映画館を去ったその後もずっと心に残り続ける、そんな映画に仕上がっていると思うわ。
  キャサリン・ブルックス 
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邦題:恋するアナベル |
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原題:Loving Annabelle |
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監督:キャサリン・ブルックス |
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製作国:アメリカ合衆国 |
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製作年:2006年 |
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上映時間:77分 |
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上映言語:英語 |
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上映字幕:日本語 |
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公式ウェブサイト:Go! [英語版] |
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上映歴:ジャパン・プレミア
上映歴:(日本初上映) |
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受賞歴: |
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パリ国際映画祭 2006年審査員賞 |
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Outfest映画祭 2006年最優秀観客賞、審査員最優秀女優賞 |
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アトランタ映画祭 2006年観客賞 |
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ロングアイランド映画祭 2006年観客賞 |
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